複製時代の礼拝物

オリジナルのオーラは消滅しても、こんどは複製物がオーラを放ち始めるのです。

デザイン大系2 広告のデザイン
東京アド・アート・ディレクターズ・クラブ編/ダヴィッド社/1954年初版
品切れ中
Condition;並、蔵書印アリ

1952年に設立された東京アートディレクターズクラブが編集した最初の本。内外の広告写真を多用して、広告界の大御所が解説を寄せています。目次より―「新聞広告」(新井静一郎)、「雑誌広告」(西郷徳男)、「広告計画」(川崎民昌)、「広告のアイデア」(新井静一郎)、「レイアウト」(山名文夫)など。25.6p×18.3p、148頁。


年鑑 広告美術 1957年
東京アド・アート・ディレクターズ・クラブ編/美術出版社/1957年初版
品切れ中
Condition;函付き、カバー少破れ、経年シミ

東京アートディレクターズクラブが発行した記念すべき最初の年鑑。戦後約10年にまたがる代表的な広告美術が収められたこの本は、翌年の昭和33年に、毎日新聞社主催第4回産業デザイン賞を受賞しています。装丁・レイアウトには亀倉雄策が担当、編集にあたったのは新井静一郎、山名文夫などと、商業デザイン界が結集して発行した本という印象。1988年からは、『ADC年鑑』に名称を変更して現在にいたっています。33p×21.5p、234頁+広告頁多数。


レイアウト
橘弘一郎/印刷学会出版部/1957年再販
品切れ
Condition;並、函付き

レイアウトの定石を丁寧に解説した本。この本は、再販ですが、初版のものにかなり手が加えられています。文字ばかりの説明では困難なので、多数の参考図版やカットを使用して、どこが良くて、どこが悪いのかまで教えてくれています。結果的に眺めているだけでも、充分たのしい本になってます。さらにキチンと読めば、何度聞いてもわかりにくい、凸版印刷やオフセット印刷などの技術の基本が、しっかりマスターできます。“著者はしがき”によると、レイアウトの指導書としては、わが国ではこれが最初のものらしい。26.8p×18.5p、200頁。


アイデア 38
田中一光ほか/誠文堂新光社/1959年12月
品切れ
Condition;背少傷み

日本宣伝美術会・第9回展の総特集号。全ページが、田中一光、早川良雄などの会員作品や、公募入選作品で埋め尽くされています。「日宣美」は、1951年に設立された戦後最初の全国的なグラフィック・デザイナーの職能団体で、同会主催のこの公募展は、新人デザイナーの登竜門となったものです。掲載されている第9回展では、“日宣美賞”を田宮督夫が受賞しています。30p×21.2p、96頁。


アイデア 44
原弘ほか/誠文堂新光社/1960年12月
品切れ
Condition;背少傷み

日本宣伝美術会・第10回展の総特集号。こちらも、原弘の「あいさつ文」のほかは、全ページが、「日宣美」創立10周年を迎えた公募展作品の紹介となっています。“日宣美賞”は、小森駿一郎、森啓、斉藤充。入選者には、山口はるみ、などの名前が見られます。30p×21.2p、100頁。


年鑑広告美術 別冊 東京アートディレクターズクラブ創立十周年記念
東京アートディレクターズクラブ編/美術出版社/1962年
品切れ中
Condition;並

昭和27年9月に創立された、“東京ADC”の10周年記念として『年鑑広告美術』の別冊として、刊行された冊子。設立当初は広告のアートディレクター制の確立を目的としていて、“東京アド・アート・ディレクターズ・クラブ”という名称でした(昭和36年から現在の名称に変更)。“東京ADC第1回展”のもようを伝える写真など、その10年間にわたる足跡や、これまでの受賞者と作品、会員名簿などが掲載されています。29.8p×21p、93頁。


デザイン 39
浜口隆一ほか/美術出版社/1962年10月
品切れ
Condition;少汚れ

表紙デザインは、田中一光。目次より―「デザイナーへの問」(林進)、「スポーツ用具のデザイン」(浜口隆一)、「軽飛行機の設計」(泉真也ほか)、「第2回日本広告写真家協会展から」(村松忠一)、ローラ・ラムの陽気でユーモラスな作品の紹介、などなど。29.7p×20.9p、55頁。


デザイン 44
早川良雄ほか/美術出版社/1963年3月
品切れ
Condition;並

早川良雄・表紙デザインのこの号では、第14回全国カレンダー展の作品、デンマークのデザイナー・ケアホルムの作品、などが紹介されています。二川幸夫が撮影したインドの日時計建築の写真もあり。29.5p×20.8p、55頁。


フォルクスワーゲンの広告キャンペーン
西尾忠久/美術出版社/1963年
品切れ中
Condition;カバー欠け

アメリカにおけるフォルクスワーゲン社の広告キャンペーンを集めて、一冊の本にしたもの。アメリカ人がつねに考えていたモデルチェンジを続ける新車というイメージと、まったくかけはなれていたVW。外観は変わらないが、中身は常に新しくなってる高性能な車であることを、わかりやすく、読みやすく、しかも詳細に語って、消費者に考えさせるという、画期的なコピーと広告図版が、多数紹介されています。21.3p×15p、265頁。


デザイン 74
西尾忠久ほか/美術出版社/1965年8月
品切れ
Condition;並

表紙デザインは、永井一正。浜口隆一らによる赤坂TBS会館地下にあったフランス料理の『シド』、カレー専門店『サクソン』、アメリカ風カウンターサービス店『トップス』のインテリアデザインの紹介。粟津潔のテキストによる「第一回図印賞受賞作品」の紹介。西尾忠久による「第44回ニューヨークADC賞」の紹介など。29p×21p。


デザイン 75
亀倉雄策ほか/美術出版社/1965年9月
品切れ
Condition;並

表紙は、マックス・フーバーの『バンタム・ゴールドハット』のポスターから着想したと思われる河野鷹思のデザイン。特集として組まれた「マックス・フーバー人と作品」では、作品図版とともに、亀倉雄策と上松正直のテキスト。同年9月に行なわれる第1回インダストリアル・デザイン会議への期待を語る小川正隆らのテキストなど。29.6p×21p。


グラフィック フォト
粟屋充/美術出版社/1967年初版
price;¥1,800
Condition;並

デザインスタディの基礎をシステマティックにまとめた『デザインスタディシステム』全9巻のうちの第3巻。印刷のための写真を、デザイン的な視点からどのようにあつかったらいいかを、図版多用でまとめた本。登場する懐かしい人物たちの写真にも感激。著者の粟屋は、文藝春秋のデザイン室長だった人。21.5p×15.2p、142頁。


日本のコピーライター
西尾忠久/誠文堂新光社ブレーン・ブックス/1968年初版
品切れ中
Condition;並

装丁・永井一正。著者がコピーライターとして過ごしてきた15年間の交友経験を生かして、170人の日本の第一線コピーライターたちの発言をもとに、事例をまとめた本。ところどころで、コピーが載ったポスター図版にページを割いていますが、中心は、多数のコピーライターたちの生の声の集録。第U部は、「コピーライターを志す人のために」として、コピー審査会の内幕、新人賞をとった人々、さらに東京コピーライターズクラブ賞応募用紙の写しまでも。第V部では、「コピーライターのための本」として、数十冊の本を系統たてて紹介。第W部は、「日本のコピーライター小史」。当時のコピーライター志望者は、この本により、「夢と現実」をしっかり把握したことでしょう。16.9p×11.5p、242頁。


日本イラストレーション 庶民的発想の源流
河原淳/鳳山社/1968年初版
品切れ
Condition;良、函付き

イラストレーター河原淳が、明治・大正・昭和初期の新聞や雑誌などに発表されたイラストやカットを集め、それぞれに解説を付けて紹介している本。どのイラストも決してウマイとはいえない。でも、(見かけだけ)美しい広告ばかり眼にしている私たちにとって、これらの拙い絵から発する“力”は、お腹のあたりまで響いてくるほどで、ほんと羨ましくも感じてしまいます。本の作りも民芸調。20p×21.5p、152頁。


デザイン 117 伊藤隆道の世界
西尾忠久ほか/美術出版社/1969年1月
品切れ
Condition;並

表紙デザインは、石岡瑛子と小川隆之。特集としてディスプレイ・デザイナー伊藤隆道を、20ページにわたって紹介。そのほか、ユーモラスな米国選挙ポスターを多数紹介している西尾忠久の「アメリカの選挙広告」。横尾忠則がスペース・カプセルを訪問したときのようすを語った「スペースカプセル・オデッセイ」。中平卓馬の「リアリティ復権」では、本人のほか高梨豊・森山大道などの写真を紹介。「形状」と題された折込ページでは、早川良雄が〈円〉をモチーフにした壱番館画廊での個展作品の一部を再編集して紹介、などなど。29.4p×22.5p、118頁。


都市住宅 特集・古いコミュニティの新しい生活
磯崎新、杉浦康平ほか/鹿島研究所出版会/1969年12月号
品切れ
Condition;並

それまでの日本にはなかった新しい建築雑誌をめざした「都市住宅」。表紙デザインが凝っていて、題して『Super Hero in American Comic』。表紙プランニングは、磯崎新と杉浦康平です。29.4p×22.2p、92頁。→more 


インテリア 173
粟辻博ほか/インテリア出版/1973年8月
品切れ
Condition;並

「インテリア・ランドスケープ」として三笠のペプシ工場、カラーデザインを粟辻博が担当した「レストラン<サンバード>」、横山尚人の展覧会「テーブル・エンバイラメント」などが紹介されています。32p×25.5p、100頁。


アール・パルコ '69〜'74 女の誕生
小池一子・編/パルコ出版/1974年初版
品切れ
Condition;並

パルコという商業空間が5年の間につくりつづけたグラフィックワークをまとめたもの。とくにパルコが提供してきた「女性像」をテーマに据えて構成しています。掲載されている作品は、山口はるみと石岡瑛子のものがほとんどで、それらに白石かずこ、金井美恵子といった面々がエッセイを添えています。29.2p×22p、105頁。


時代をつくった309写真 ブレーン別冊
桑原甲子雄、篠山紀信ほか/誠文堂新光社/1977年
品切れ
condition:少傷み

浅井慎平、操上和美、篠山紀信、立木義浩など、70年代に、広告美術でも活躍した「時代をつくった写真家」の309写真を紹介した本。28p×22.3p、172頁。


スーパーアート
糸井重里、粟津潔ほか/パルコ出版/1979年10月
品切れ
Condition;並

デザイン、インダストリアル・アートに特化したアート誌。通巻9号からは、『スーパーアート・ゴクウ』に改題しています。この号から、作家特集をはじめて、今回はテキスタイルデザイナーのヨーガン・レールの仕事を取り上げています。そのほか、パルコのデモンストレーションポスターの系譜をたどった「スター広告への挑戦」など。27.5p×20.5p、102頁。


デザインの発見
粟津潔/三一書房/1973年第5刷
品切れ
Condition;函ヤケ、表紙汚れ、本文シミ有り、蔵書印

粟津潔が、自らのデザイン論をまとめた本。初版は1966年で、最近(1991年)再刊されて、現在でも多くの人びとに読み継がれています。目次より―「おおきいかたち」、「かたちの不思議」、「かたちの意味」、「視覚伝達論序説」、「わが愛illustration」、「シンボルとサインとデザイン」、「歴史の投影と反逆」、「二つの個性のつまずき」、などなど。19.3p×13.1p、271頁。


粟津潔 造型思考ノート
粟津潔/河出書房新社/1975年初版
品切れ
Condition;毛筆書名入り、函付き、少ヤケ、函上部少キズ

粟津潔が、思いつくままに思考をめぐらして書き込んでいった本。それがかえって、彼の創作のイメージがどのようにして生まれてくるのか、うかがい知ることができます。彼自身のイラストや山崎博らの写真も多数掲載されています。21.3p×19.5p、157頁。


粟津潔のブック・デザイン アート・テクニック・ナウ20
粟津潔/河出書房新社/1987年12月3版
品切れ
Condition;良

ブック・デザインの技法を順を追って紹介しながら、その妙味を粟津潔が語った本。作例として、著者がたずさわった、寺山修司『死者の書』、海野弘『流行の神話』、『季刊フィルム』などが、使われています。23.7p×18.7p、86頁。


永井一正展
亀倉雄策ほか/富山県立近代美術館/1990年
品切れ
Condition;少汚れ

富山県立近代美術館の10周年記念企画の一つとして開催されたグラフィックデザイナー・永井一正の展覧会のカタログ。1960年に日本デザインセンター創立に参加してから、今日までの作品からポスター約200点、版画約150点、マーク約70展の代表作を紹介した展覧会だったようです。彼の方向性を開いた「LIFE科学ライブラリーの試作ポスター(1966)や、独自の様式を確立した「GQ誌」のポスター(1973)、近年の動物シリーズなどが多数掲載されています。24p×25.4p、189頁。


倉俣史郎の世界 SHIRO KURAMATA 1934-1991
田中一光、磯崎新ほか/アルカンシェール美術財団/1996年
品切れ
Condition;良

原美術館でおこなわれた倉俣史郎展のカタログ。56歳の若さで急逝したインテリアデザイナー・倉俣史郎。1990年には、フランス文化省芸術文化勲章を受章するなど、国際的な評価も高く、現在でも多くの人びとに影響を与えつづけています。それは、安藤忠雄、磯崎新、田中一光、横尾忠則など、この展覧会の実行委員に名を連ねた人びとを見ても明らか。アクリル素材の透明なイスの中にバラの花が舞っている作品など、彼自身が「楽しめる逃避場所」として制作していた自主制作作品の家具など、“アーティスト”としての倉俣にもスポットを当てて構成しています。彼の作品を撮影した、篠山紀信、田原桂一らの写真も美しい。29.7p×22.5p、199頁+文献・年譜。


粟辻博展 色彩と空間のテキスタイル
田中一光ほか/日本経済新聞社/2000年
品切れ
Condition;良

京都国立近代美術館ほかで開催されたテキスタイルデザイナー・粟辻博の展覧会のカタログ。鮮明な色彩と大胆な模様をテキスタイル・デザインに取り入れ、この分野に新しい世界をつくり出した粟辻は、食器や家具、建築空間に対しても優れたデザイン感覚を発揮しました。このカタログでは、1995年に他界した彼の30余年にわたる活動を鮮やかな図版を多用して紹介しています。29p×22.1p、207頁。


田中一光 回顧展 われらデザインの時代
早川良雄、永井一正ほか/東京都現代美術館ほか/2003年
品切れ中
Condition;良

日本を代表するグラフィックデザイナー・田中一光の没後はじめての回顧展のカタログ。展覧会では、安藤忠雄が会場構成を担当して、すべてペットボトルで展示壁や展示台を作成するという斬新なものでした。このカタログは、田中一光の仕事をあますことなく紹介しているといってもいいほどのものです。30p×22.7cm、309頁+出品リスト・文献目録など40頁。→more


秋山晶全仕事 広告批評の別冊
秋山晶、天野祐吉・編集人/マドラ出版/1985年11月号増刊
品切れ中
Condition;良

コピーライター秋山晶の、1962年から1985年までの作品のなかから、代表的なものを選んで収録した本。表紙でも紹介されている「ハンバーガーを焼くのを卒業して、アメリカン・ジゴロになった。」などのキューピーマヨネーズのコピーシリーズ。キャノンや「ロンサム・カーボーイ」(パイオニア)のシリーズ。そして講談社、資生堂、ヤマハ・・・。彼の作品には、いつも詩情と余韻がただよっています。こんなにもコピーライターが“文学” していたんだということが、よーくわかります。図版も多数。21p×15p、426頁。


求人広告半世紀
天野祐吉ほか/リクルート/1991年初版
品切れ中
Condition;良、函付き(函に少スレあり)

1300余点の求人広告が語る日本の半世紀。 目次より―「求人広告前史」では、約3000年前の最古の求人広告から、昭和初期までを紹介。そして、1940〜1959年までをおさえた「求人広告に朝がきた」。 1960〜1969 の「モーレツ社会への招待」。 1970〜1979の「個性、買います」。1980〜1990の「会社の転機、人の転機」。さらに著名人11人の求人広告に関するエッセイ集。約30カ国の最近の新聞からその国独自の求人広告をピックアップした「世界の求人広告」。などなど。天野祐吉のコラムでは、広告コピーのひと言が人生を変えた話など、「たかが求人広告」が、こんなにも多くのドラマを持っているんだということがよくわかる本です。28p×21p、399頁。


まいあん 今と昔
相沢正夫ほか/毎日案内広告社/1968年
price;\1,500
Condition;並、函付き

昭和28年に、毎日新聞の専属代理店として誕生した“毎日案内広告社”の歴史を振り返った本。この会社の歴史は古く、明治時代の案内広告のはしりといわれる『日日便覧』にはじまるとのこと。新聞の広告案内は、“広告の社会面”といわれるように社会の一面を端的に語っているものです。この本では、明治から現代までの“案内広告”を図版もつかいながら、紹介しています。21.5p×15.4p、184頁。→more


レタリングの基本
柳下秀雄/理工学社/1974年13版
price;¥1,600
Condition;並

ヴィジュアル・デザインにおいて、「文字はタイトルとなり、コピーとなり、ロゴタイプとなり、読ませる機能と同時に、造形要素としての目的に対する適応性や審美性を備えていなければならない」(塚田敢「序」)。本書では、レタリングの基礎を、図版を多用して、懇切丁寧で具体的に解説しています。21.7p×15.7p。


右脳思考の左巻き宣伝部
宣伝会議/1985年初版
price;¥1,500
Condition;並

“金鳥蚊取り線香”の箱のデザインを、そのまま使った本で、内容は、「日本の夏、金鳥の夏」などでおなじみの、電通制作のテレビCMを集めたもの。「ほんまかいな、そうかいな」、「お友だちになりたいワー」など、名セリフがたくさん。14.8p×14.7p、247頁。


イラストレーション イメージの冒険6
桑原茂夫ほか/河出書房新社/1982年初版
品切れ中
Condition;並

イラストレーションの歴史的な流れを、ヴィジュアルメインでたどった、楽しくてためになる本。全体を四つに分けて構成。「The golden age of illustration」では、1900年から20年代の挿絵の黄金時代をよみがえらせ、カイ・ニールセンやエドマンド・デュラックらを。「世紀末・もうひとつの黄金時代」では、ベル・エポックのポスターやギュスターヴ・ドレ、ウィリアム・モリスなど。「イラストレーションの新しい展開」では、谷川俊太郎、和田誠、長友啓典の座談会。「現代のイラストレーション・新しいアートの時代へ」では、横尾忠則、大橋正、粟津潔など。27.4p×22.2p、136頁。


平凡パンチ増刊 大橋歩 表紙絵集 1964−1971
河村要助、横尾忠則ほか/マガジンハウス/1983年
品切れ
Condition;並

『平凡パンチ』の1964年の創刊号から、1971年の390号まで、大橋歩が手掛けた表紙を一冊の本におさめてしまいました。最近、再刊されたと聞きますが、こちらが最初の本。もちろん彼女のイラストがいいんだけど、この本の構成がイイ。図版はもちろん、数字ひとつひとつにも気をくばっているのが、うかがえます。25.7p×18.3p、208頁。


亀倉雄策1915−1997 昭和のグラフィックデザインをつくった男
早川良雄ほか/メディアファクトリー/1998年初版
price;¥3,000
Condition;良

帯に記された紹介文が分かりやすいのでそのまま―「昨年(1997年)に急逝した亀倉雄策は、日本のグラフィックデザインの雄として、また世界のKAMEKURAとして、戦前戦後を通じて常にトップを走り続けてきました。本書は、その65年におよぶデザイナー人生を共に生き、今日のデザイン界を築きあげた43人による、追悼の意を込めた作品と、思い出のエッセイで構成されています。あわせて、亀倉雄策がその若き時代について書いた文章を、時代を追って再録しています。『少年図案家』としてのスタートから、東京オリンピックポスターの制作秘話まで。巨匠亀倉雄策の知られざる姿が見えてきます」。30p×22.5p、120頁。


広告人からの手紙
新井静一郎/誠文堂新光社/1980年初版
price;¥1,800
Condition;並

「手紙ほどその人をよくあらわすものは、ないのではあるまいか」(新井)。日本の広告表現のリーダー的存在だった著者のもとに送られてきた、「広告人」からの手紙を紹介しながら、彼らの人となりや、仕事などをつづった本。登場しているのは、山名文夫、中村誠、土屋耕一、西尾忠久、早川良雄、亀倉雄策など、いまでは仰ぎ見られるような人びと。21.5p×15.2p、280頁。


POPAI 12TH ANNUAL MERCHANDISING AWARDS
Point-of-Purchase Advertising Instetute/1972年
品切れ
Condition;並

テキスト英文。オーストラリアの国際的な販売促進のための組織「Point-of-Purchase Advertising Instetute」が主催して、販促に貢献したデザインやアイデアを選抜して賞を与えているらしい。これは第12回目の受賞作品を掲載したもの。おもに展示方法や商品陳列ケースなどが、選考の対象になっているようです。28p×21.5p、77頁。


横尾忠則のコラージュ・デザイン アート・テクニック・ナウ18
横尾忠則/河出書房新社/1977年初版
品切れ
Condition;カバー少破れ

コニャック・ダルチモンのポスターを、コラージュの技法で制作していく過程を、写真で追っている本。写真を切り貼りしてコラージュ作品を創るのであれば、自分でもできそうで、やってみたくなります。実際制作してみたら、あまい考えだったことがわかるのでしょうが・・・。 23.7p×18.7p、86頁。


レイアウトの実技
間中義雄/金園社/1983年3版
price;¥1,000
Condition;良

レイアウトの実技を、とてもわかりやすく教えている本。地色のバリエーションにより、掲載する写真がどのように変化してしまうか、写真のトリミングの仕方でどのような効果を上げることができるか、など、とても参考になります。70年代の懐かしい写真も多数掲載。公正記号表も付いています。18.5p×13p、216頁。


カットの描きかた
河原淳/ダヴィッド社/1975年初版
price;¥1,500
Condition;良

イラストレーター河原淳が、カットの考え方と描きかたと使いかたを、やさしい言葉で丁寧に教えてくれる本。著者の“まえがき”に「日本で初めて」の本かもしれない、とあります。刊行された本の中からカットを取り出して紹介するだけではなく、読者も自分自身でカットを創作して、暮らしに役立てて楽しんでもらいたい、との作者の心遣いが感じられます。 21.5p×15.5p、128頁。


ハリガミ考現学
南伸坊/実業之日本社/1984年初版
price;¥1,000
Condition;良

なんでもない「ハリガミ」が発しているオーラを、眼にすることができるようになる本。ハリガミ一枚一枚にも、魅惑的な物語が込められているのです。20p×18.2p、211頁。