イメージとシンボル

心の奥深くへ入ってゆくと、垣間見えてくるイメージとシンボルの世界

元型と象徴の事典 アーキタイプシンボル研究文庫
ベヴァリー・ムーン/青土社/1998年初版
品切れ
Condition;良、函付(函のカドに少シワ)

ユング心理学解読の重要キーワード『元型と象徴』。といってもわたしたち常人には、理解不能におちいることしばしば。でも、この本では、世界中の宗教的伝承から集めた図像を美しい図版で紹介し、文化的背景とアーキタイプ的解釈を加えて具体的に説明している決定版といっていいもの。といってもかなり難解ですが・・・。図版をみながら、イメージとしてとらえることもできます。22.4p×15.5p、793頁+索引。→more


ウィリアム・ブレイク展
国立西洋美術館/日本経済新聞社/1990年
品切れ
Condition;良

国立西洋美術館で開催されたウィリアム・ブレイク展のカタログ。英国ロマン主義の先駆的詩人で、さらに神霊世界からの啓示とも思われるような独自の水彩や版画を創作したブレイク。この展覧会は、日本ではじめてブレイクの全貌を紹介したもので、カタログでも、素描、水彩、版画、挿絵本などが多数掲載されています。27.1p×21.7p、311頁。→more


中世の妖怪、悪魔、奇跡
クロード・カプレール/新評論/1997年初版
品切れ
Condition;並

“妖怪の人口稠密地帯”に分け入り、「副次文学的手法」で見事にとらまえた好書。著者は、この本が、ヒエロニムス・ボスの作品を観想する中から生まれてきた、と言っています。中世の妖怪たちをたずねる旅にでかけてみるのもいいかも。21.7p×15.3p、527頁。→more


怪物のルネッサンス
伊藤進/河出書房新社/1998年初版
品切れ
Condition;並、背1cmほど破れ

ヨーロッパ中世・ルネサンスの日記や旅行記、医学書や自然科学書、はたまた神聖な教会にも怪物たちが跋扈している。それらはいったいなんだろう?この本では、貴重な図版を多数使用し、体系的にまとめた怪物百科です。 19.4p×13.5p、414頁。→more


図解 古代エジプトシンボル事典
リチャード・H・ウィルキンソン/原書房/2000年初版
品切れ
Condition;良

あの神秘的なヒエログリフ文書が読めるようになったら・・・。そんな思いから書かれた本書は、さすがに「読める」までにはならないまでも、熟読すれば、エジプト美術の象徴的な意味を理解できるようになれます。豊富に図版を収録して、100のヒエログリフを26のテーマ別に分類して解説。ヒエログリフの一覧表、用語解説、五十音順索引付き。20.6p×15.3p、316頁。→more


魔女と黒魔術 
ピーター・へイニング、森島恒雄・訳/主婦と生活社/1973年初版
品切れ
Condition;背少破れ、蔵書サインあり

イギリスのジャーナリスト、ピーター・へイニングが長年の取材をもとに書き上げた「魔女の妖術と黒魔術」についての本。図像を多用したオカルト文献など、ほとんどなかった出版当時の日本では、とても影響力のある本だったらしい。18.3p×12.4p、184頁。


図説 世界魔女百科  
F・ヒメネス・デル・オソ/原書房/1997年初版
品切れ
Condition;並

著者の豊富な心理学的知識と、図版を含めた広濶な資料とで、魔女の世界を徹底的に紹介した本。古代エジプトから、中世ヨーロッパや中南米の魔術信仰、ヴードゥー教、そして現代の魔女たちなどが登場しています。20.5p×15.3p、314頁。


空飛ぶ円盤
C・G・ユング/朝日出版社/1981年4刷
品切れ
Condition;良

「空飛ぶ円盤」現象について分析心理学のユングが考察した本。「夢」や「神話」、はたまた「現代美術」にまで言及する難解で魅惑的な文章で、UFOの真実にせまります。19p×11.5p、255頁。


心理学と錬金術 TU 2冊揃い
C・G・ユング/人文書院/1992年15刷
品切れ中
Condition;良

ユングの代表的な著作。それまで非科学的として学問の対照とはされていなかった「錬金術」に、心理学との関係を見出し、そこに「自己実現」にいたるまでのイメージの変容過程を見て取る独創的な思考を展開。21.6p×15.8p、Tが324頁、Uが402頁。


タイプ論
C・G・ユング/みすず書房/1999年9刷
品切れ
Condition;並、函付き

ユングの著作のなかでも、最も知られている本。内向型と外向型などの性格分類は、この著のなかでも述べられているユングの考え方からはじまっているようです。さらに彼は、「思考」「感情」「感覚」「直感」という4つの機能タイプを打ち出し、それらを神話や宗教、哲学、文学、美学、精神病理学などの広大な領域に分け入って説明しています。21.5p×15.3p、640頁。


人間と象徴 無意識の世界 上下2冊揃い
C・G・ユング、フランツ、ヘンダーソン、ヤコビ、ヤッフェ/河出書房新社/1992年
品切れ
Condition;並、カバー少ヤケ

難解なユング心理学を、一般の人々にも興味をもってもらうことを目的に編まれた本。1959年、イギリスのBBCがユングへのインタビューをTV放送したことが、きっかけとなって、この本が生まれたそうです。ユング自身とその弟子たちによる、めずらしく分かりやすい「ユング心理学入門書」。19.5p×13.5p、上が254頁、下が302頁。


個性化とマンダラ
C・G・ユング/みすず書房/1991年初版
品切れ
Condition;並、ヤケ

ユング心理学の最高の秘儀「個性化とマンダラ」。ただの円や四角形の花模様が、ユングの手にかかると、イメージの世界での、魅惑的で重要な意味が、付与されてしまいます。ユング自身の分析をうけたX夫人や他の人々の描いたマンダラ絵が多数図版で紹介され、それらにユングの卓抜な解釈が加えられています。19.5p×13.2p、280頁。


心霊現象の心理と病理
C・G・ユング/法政大学出版局/1984年3刷
品切れ
Condition;並

ユングの原点ともいえる最初の論文『心霊現象の心理と病理』、と『潜在記憶』の二つの論文が収録された本。前者は、夢遊病と霊媒現象とを示す一人の少女の病歴を詳細に記述して、フロイトの無意識の心理学の観点から分析をおこなった症例報告。後者は、当時の演劇評論家が盗作の疑いをかけられた事件に関連して「潜在記憶」の現象を語ったもの。19.5p×13p、159頁。


無意識の心理
C・G・ユング/人文書院/1981年7刷
品切れ
Condition;並

昭和31年に同社より出版された『人生の午後三時』の復刻版。ユングが自身の心理学理論への入門書という含みで書かれたもの。19.3p×13.5p、198頁。


ユング自伝 ―思い出・夢・思想― 1,2,二冊揃い
ヤッフェ編、河合隼雄ほか訳/みすず書房/1983年13刷
品切れ
Condition;ヤケ、2に書き込みアリ

ユングの自伝。ただの自伝とは違って、これは、彼の夢やビジョンなどの内面世界の伝記で、その凄まじさに驚嘆させられます。オカルト体験記といってもいい内容ながら、ユングの仕事と生活、その独自の考えが、いかに形成されたか、うかがい知ることができます。19.3p×13p、1が290頁、2が276頁。


聖人 神的世界への同伴者
ユッタ・シュトレーター=ベンダー/青土社/1996年初版
品切れ
Condition;並

ヨーロッパ中世・近世初期を中心に、「聖人、聖女」の象徴的世界をあらたな視点で考察した本。第一部では、ケルトやゲルマン、イスラム、ヒンドゥーなどで、天と地との仲介者として出現した「聖人」を、出現の時と場所、その周囲の状況、象徴的な添え物、奇跡、などについて考察。第二部では、中世・近世初期に熱狂的に崇拝された民間聖人を取り上げ、その象徴的世界を解読しています。19.6p×13.5p、331頁。


絵画と象徴 イメージセラピー
イングリット・リーデル/青土社/1996年初版
品切れ
Condition;並

チューリッヒのユング・インスティトュートで教鞭をとっている著者による絵画分析の方法を紹介した本。主として、中世初期の挿画、ドイツ表現主義、現代の抽象画家、さらには描画療法における被験者たちの絵を分析の対象にしています。著者の分析は、一般的な画題の象徴的な意味ではなく、画面の判型、画線、色彩対照、遠近法、数比といった即物的要素を対象にしています。19.5p×13.5p、324頁。


美術手帖 [特集] アンゼルム・キーファー
浅田彰ほか/美術出版社/1989年4月
price;¥800
Condition;並

ドイツのへヴィな歴史と精神が、作品から放出しているキーファーを特集した号。彼にこの「イメージとシンボル」のページに登場してもらったのは、まことに勝手ながら、わたしの見た“夢”のせい。この本にも収録されている、荒土のいたるところに、すべてを焼き尽くすような火の手があがり、それを天から降る砂により、鎮火しつつある―という作品『道―辺境の砂』。これとよく似た夢を、私は、見たことがあります。この夢のあと、性格が変わるほどの大きな転機が、自分自身にあったことを記憶しています。


イメージの博物館 
山下圭一郎/大修館書店/1985年初版
品切れ
Condition;良

「日本翻訳出版文化大賞」を受賞した『イメージ・シンボル事典』の翻訳者の一人である著者が、50の項目を選び、それぞれをもう少し突っ込んで、楽しくイメージの世界と戯れることができるようにと書いた本。イメージをさらに深く―神話・伝説など―までさぐっていくと、とても興味深い世界が見えてきます。そうした世界への道案内の書としてお薦めです。19.5p×13.2p、255頁。


シンボルの誕生 
山下圭一郎/大修館書店/1987年初版
品切れ
Condition;良

それぞれのシンボルがどのように誕生したのか。それらの起源を尋ねることは、ほとんど不可能なことですが、著者は、物理的な意味での確証ではなく、人々の心的現象としてのシンボルを探って、過去の人びとがどのように生き、どのように世界を見、そのためにどのようなイメージ・シンボルを立ちあらわせたかを、わかりやすく提示しています。19.5p×13.2p、258頁。


グリム幻想紀行 童話のふるさとを訪ねて
小澤俊夫・監修/求龍堂グラフィックス/1994年初版
品切れ
Condition;良

幼いころに誰もが聞いたことがある「グリム童話」。でも、もっともっと不思議で、魅力的な世界をこの本で再び味わうことができます。グリム童話に魅せられた挿絵画家たちの図版もたくさん紹介されています。→more


小人と妖精の国 ファンタジーランドへの誘い
倉本聰ほか/サンリオ/1986年並
品切れ
Condition;並

どんなに科学万能の世の中になっても、ファンタジーの世界は忘れないでいたい。そのファンタジーの世界への道案内にいちばん適役なのが「小人」と「妖精」です。この本では、童話や伝説、絵本などで、彼らの暮らしぶりや性格を紹介しています。大自然のそこここに、彼らはほんとに、存在しているのですね。ほら、すぐそこにも・・・。29.7p×21p、128頁。


月世界大全 太古の神話から現代の宇宙科学まで
ダイアナ・ブルートン、鏡リュウジ訳/青土社/1998年7刷
品切れ
Condition;並

太古の神話や伝説、美術、考古学、さらに最近の宇宙科学やSFなど、月に関するあらゆる情報を豊富な資料と図版で、描き出した「月百科」。19.5p×13.5p、402頁+索引。


時間 過ぎ去る時と 円環する時 イメージの博物誌12
マリー・ルイゼ・ファン・フランツ、秋山さとこ・訳/平凡社/1995年7刷
品切れ
Condition;良

神話や自然現象などを題材に、歴史のなかで人びとが「時間」をどのようなイメージで認識してきたかを明らかにした本。27.8p×20p、107頁。


螺旋の神秘 人類の夢と怖れ イメージの博物誌7
ジル・パース、高橋巌・訳/平凡社/1990年5刷
品切れ
Condition;良

無限の象徴=螺旋。あらゆる宗教、神話、伝説のなかにあらわれる螺旋の神秘を豊富の図版とともにさぐります。27.8p×20p、127頁。


錬金術 精神変容の秘術 イメージの博物誌6
スタニスラフ・クロソウスキー・デ・ロラ、種村季弘・訳/平凡社/1978年初版
品切れ
Condition;良

「錬金術」を精神変容のための高次な秘術としてとらえ、その全貌を豊富な図版とともに紹介した本。27.8p×20p、126頁。


龍とドラゴン 幻獣の図像学 イメージの博物誌13
フランシス・ハックスリー/平凡社/ 1994年7刷
品切れ中
Condition;並

人類の歴史に頻繁に登場して、あるときは悪さのかぎりをつくし、またあるときは神聖なるものと敬われる、東洋の「龍」と西洋の「ドラゴン」。それらのイメージをめぐり、秘密を探った本。27.8p×20p、107頁。


魔術 もう一つのヨーロッパ精神史 イメージの博物誌4
フランシス・キング、澁澤龍彦・訳/平凡社/1990年8刷
品切れ
Condition;良

ヨーロッパのもう一つの精神史を形成している「魔術」。この本では、その起源から現代までの「魔術の歴史とエピソード」を多数の図版とともに紹介しています。27.8p×20p、127頁。


占星術 天と地のドラマ イメージの博物誌1
ウォレン・ケントン/平凡社/1996年10刷
品切れ
Condition;良

天体の運行、季節の移り変わりの不思議に気づいた古代の人々は、それらに神々の資格を与え、地上との深い関わりを考察してきました。その神秘を多数の図版とともに探っていきます。27.8p×20p、128頁。


タントラ インドのエクスタシー礼賛
フィリップ・ローソン/平凡社/1994年14刷
品切れ
Condition;良

宇宙創造の模式図ヤントラを前に瞑想に耽り、性の饗宴にも似た儀式を厳密におこなう―これらの行によってえられるものとは何なのか。インドの秘教タントラの秘密をさぐる本。27.8p×20p、127頁。


日本の妖怪 別冊太陽
谷川健一、中沢新一/平凡社/1987年
品切れ
Condition;並

「日本の妖怪は神の零落した姿である」(柳田国男)。世にもおぞましい、というより、とっても明るくおおらかな「日本の妖怪」たち。この本では、初公開となった『百鬼夜行絵巻』、『稲生物怪録絵巻』、『水虎之図』、を含むたくさんの絵巻などで、神のなれの果て―親しみ深い妖怪たち―を紹介しています。とくに、『稲生物怪録絵巻』では、作者の想像力により生み出された妖怪たちの姿に驚かされる一方で、なぜか心が温かくなってきます。29p×22p、150頁。


地獄百景 別冊太陽
水上勉、荒俣宏ほか/平凡社/1988年
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Condition;良

世界の地獄めぐりの本。『地獄草紙』、『六道絵』、『北野天神縁起』、などの日本の地獄。さらに韓国・台湾・インド・中国・東南アジアの地獄、そしてキリスト教世界の地獄・・・。やはりこんな恐ろしい地獄には、ぜったい落ちたくない。いいえ、この世じたいが、こんな世界に近づいているのかも・・・。29p×22p、146頁。


映画でみる精神分析
小此木啓吾/彩樹社/1992年初版
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Condition;並

日本におけるフロイト研究と精神分析学の第一人者である著者が、70本あまりの映画を取り上げ、その主人公の心を分析する、画期的な映画評論集。私は、この本に紹介されている映画を片っ端から見ていったことがあります。結局全部は見れませんでしたが、それでも半分くらいは達成しています。余談ながら・・・。19.3p×13.2p、383頁。


月 書物の王国4
夢野久作、日夏耿之介ほか/国書刊行会/1999年初版
品切れ
Condition;良

古今東西テーマ別文学全集『書物の王国』から第4巻、『月』です。月を題材とした作品31編を収録。太陽にもの申す(ラフォルグ) 月蝕(夢野久作) 月の魔力(ラヴクラフト) 月齢(山尾悠子) 月の精―『捜神記』(干宝) 月光日光(伊良子清白) お月さま(グリム兄弟) 月光騎手(稲垣足穂) 月光と硫酸(久生十蘭) 月に撃たれて(ケイペス) 月の裏側(モールズワース) 月の子たち(ミドルトン) 月を描く人(ケラー) 月は笑う(ペルッツ) 月影(ベッケル) 月かげ(佐藤春夫) 月かげ(火野葦平) 月の話(柴田宵曲) 月の夜がたり(岡本綺堂) 月世界の男(日夏耿之介) 月の絵(鏑木清方) 明月(川端康成) 月(吉田健一) 明恵上人月輪歌抄(明恵上人) 月出(モルゲンシュテルン) 二十六夜(宮沢賢治)など。22.5p×15.5p、266頁。